子どもに何を練習させることが効率的にサッカーの上達へつながるのか。

うちの子は試合で全然走れないからもっと走らせた方が良いでしょうか?

 

私の答えはNOです。

 

小学生年代で何を練習することが効率的にサッカーの上達へつながるのか。

「スキャモンの発育発達曲線グラフ」

アメリカの学者であるスキャモンが発表した人間の発育を20歳を100%としてその成長具合をグラフにしたものです。

 

上記のグラフによると、

神経系は生まれてから5歳頃までに80%、12歳でほぼ100%発達します。

幼児期から児童期は神経系の発達が著しく、

様々な神経回路が作られていく大切な時期となります。

この時期に多種多様な動きを経験し、

多くの神経回路をつくっておくことがとても大切です。

 

だからこそ、子どもに色々な運動や遊びを経験させてあげることが大切です。

 

重いものを持って筋トレをしたり、

高い負荷がかかるような走り込みよりも、

様々なステップを踏めたり、素早くターンが出来たり、

スムーズな動きの獲得などの方が重要です!

 

例えば、

子どもの頃に、自転車に乗れるようになった人は、

大人になって、10年ぶりに自転車に乗ってもすぐに乗れるのです。

 

このように子どもの頃に覚えた動きは、大人になっても忘れにくいのです。

 

それゆえ、

神経系が完成される12歳までに様々な動きや

ボールを扱うテクニックを練習することが最も効率的だといえます。

 

ただし、子どもの成長には個人差があるので、

大人はその成長にあった練習強度・回数を

気をつけなければいけません。

 

それではまた

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