「子どもがサッカー好きだから、サッカースクールを習わせているけど、
将来サッカーで飯を食べさせるつもりはない」
「プロサッカー選手になってくれたらいいけど、たぶん難しい」
「子どもの夢は応援するけど、現実的に将来を考えたらちゃんと勉強して欲しい」
「サッカーチームは辞めさせて、塾に通わせる」
10年以上育成年代のサッカー指導に携わってきて、
親御さんの様々な声を耳にしてきました。
大切なお子様の将来を本気で考えるからこそ色々な悩みがあると思います。
では、サッカーは子どもの将来にどのように役立っているのか?
私の結論はサッカーを通じて、
子どもが「将来生きる力」が身につけられるということです。
「将来生きる力」=
・人とコミュニケーションが取れる。
・目標に向かって最後までやり抜く。困難を乗り越える努力が出来る。
・新しいことにチャレンジする勇気
・自分の周りの環境(人やモノ)に感謝の気持ちを持てる。
・人として最低限のマナー・モラルを持つ(他人から見られてる意識)
個人的にサッカーを通じて身につけられるスキルを
「サッカースキル」と「社会スキル」に分類しています。
「サッカースキル」
シュート、パス、ドリブルなどサッカーでしか役に立たないスキル
「社会スキル」
コミュニケーション、問題解決力、自己管理、目標設定など
サッカー以外でもどこでも役立つスキル
特にデジタル化が進んでいる昨今、
コミュニケーション能力を持った人材は求められています。
2017年度経団連の新卒採用に関するアンケート調査結果
【採用選考にあたって特に重視した点(20項目から上位5つを選択)】
1位 コミュニケーション能力 83% ※15年連続1位
2位 主体性 60.7%
3位 チャレンジ精神 51.7%
コミュニケーション能力のパーセンテージは年々増加しています。
つまり、コミュニケーション能力の向上は現状の学校教育では
改善しにくい部分だと考えます。
私の考えでは、コミュニケーション能力を高めるのに、
集団スポーツ(サッカー・バスケ・バレー・ラグビーなど)は非常に効果的です。
なぜなら子どもが好きなことだからです。
子どもは好きなことに対して、大人に言われなくても意欲的に取り組みます。
また集団スポーツなので、
必然的にコミュニケーションを取らなければならない状況になります。
義務教育で嫌なことをやりながら、先生に言われて仕方なくやる状況に比べたら、どちらがコミュニケーション能力が向上するでしょうか?
学校教育が悪いということではなく、
意欲的に取り組める環境・コミュニケーションの量など
好きなスポーツを通じて子どもは主体的に身につけることが出来ると思います。
サッカーはプロサッカー選手を育てることだけではなく、
子どもの「将来生きる力」を身につけさせてくれます!
色々な観点から捉えることで、
子どもの成長に繋がれば良いと思います。
それではまた
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