11月に入り、2019年も残り2か月となりました。
小学生の子どもたちにとってはJFA第43回全日本U12サッカー選手権大会(12月26~29日)
中学生の子供たちにとっては高円宮杯JFA 第31回全日本U-15サッカー選手権大会(12月21~28日)
高校生にとっては第98回全国高校サッカー選手権大会(12月30~1月13日)
小学生・中学生・高校生と
育成年代の子どもたちにとって卒業最後の大きな大会が待っています。
特に高校生に関しては、
この高校サッカー選手権大会を最後に子どもたちが
「サッカーを引退する」という言葉を耳にします。
私は「サッカーを引退する」というネガティブな言葉に強い疑問を感じます。
あなたはどのように感じるでしょうか?
サッカーというのは、プロサッカー選手だけなのでしょうか?
なぜ子供たちは大好きなサッカーを引退しなければならないのでしょうか?
私の答えは、
子ども・大人も含めてサッカーという物事を
1つの角度からしか見えていないからだと思います。
「サッカー=プロサッカー選手」
高校生・大学生になり、卒業後の人生を考える
↓
自分がプロサッカー選手になるのは難しいと知る
↓
サッカーを引退するという結論になる
多くのサッカー少年は上記のような思考プロセスで
サッカーを引退してしまいます。
これは本当に残念なことだと思います。
もし、子どもたちが様々な角度からサッカーという物事を捉えることが出来たら、
引退という言葉は存在しないのではないかと考えます。
「サッカー」=
プロサッカー選手(サッカーをプレーをしてお金をもらう)
プロサッカー指導者(サッカーを教えてお金をもらう)
プロのサッカーボールを作る人(サッカーボールを作ってお金をもらう)
プロの広告会社(サッカーを宣伝してお金をもらう)
プロの旅行代理店(サッカー合宿を企画してお金をもらう)
サッカーのスポンサー会社(サッカーをお金を出して支援する)
など・・・・・
私はお金が動けばプロだと思います。
つまり、プロサッカー選手はサッカーをプレーするプロフェッショナルなだけであって、
サッカーシューズを作って、お金をもらう人は、サッカーシューズを作るプロフェッショナルです。
少し物事を見る角度を変えれば、好きなサッカーといくらでも関わることが出来ます。
好きなサッカーを仕事にすることはいくらでも出来ます。
それゆえに、
子どもたちにはサッカーを引退するという言葉を使ってほしくありません。
サッカーという物事を多角的に考えれるようになれば、
例えば、高校や大学卒業時に
プロサッカー選手を諦めた自分は「恥ずかしい・惨めだ」ではなく、
プロサッカー選手という道から変更して、
「出版業界に行ってサッカー雑誌に関わるプロの編集者を目指すんだ!」
「政治家になって、スポーツで日本を元気する!プロの政治家を目指す!」
「IT業界にいって、テクノロジーで日本スポーツを強くする!スポーツ×テクノロジーを広める人を目指す!」
「会社を起業して、好きなサッカーチームのスポンサーなる!プロ経営者を目指す!」
「日本代表のプロサッカー選手を育てる!プロサッカーコーチを目指す!」
「会社を起業して、Jリーグクラブを買収して、世界規模のビッグクラブを作るプロのクラブ経営者を目指す!」
などなど
いくらでも選択肢があり、
自信を持って、みんなに新しい夢を堂々と言えると思います。
サッカーという物事を様々な角度からとらえることが出来れば、
プロサッカー選手になるのは難しいと自分が知った時に、
サッカーを引退するという概念ではなく、
違う道で好きなサッカーと関われるプロを目指す!という考え方になるのではないかと考えます。
この考え方はサッカーに限らず、
他のスポーツや料理人、講師業など職人といわれるものに当てはまると思います。
それゆえに、
小学生や中学生を対象として、
1つの物事を様々な角度から考えることが出来るようなイベントを
これから企画していきたいと考えています。
例えば、
テーマ「サッカーを仕事にする」
プロサッカー選手、プロのクラブ経営者、サッカーのスポンサー会社の方、プロのグラウンド管理の方など様々な職種の方に講演してもらい、その後に子どもたちで簡単にグループワークしてもらう。
最終ゴールとしては、
子供たちは1つの物事が様々なものと関連しているということに気づき、
自分の将来に向けた人生設計の選択肢を広げることです。
私事ではありますが、9月末にNPO法人すぽーつびとを設立しました。
※ホームページなどはこれから作るのでまだないです!
目的としては
①スポーツを通じて、子ども・大人に元気・健康・成長・仲間作りをする場所の提供
②スポーツ指導者の働く場所の提供・働き方の選択肢を増やすこと
そこで、
今後は上記のようなイベントを開催していこうと思います。
ご興味持たれた方は
子供たちの未来を創る講師として、参加者として、支援者として、
様々な形で皆様と一緒にスポーツの価値を広げていければと思います。
ぜひご連絡ください!または会場などで直接声かけてください!笑
それではまた
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