こんにちは
最近、どうしたらチームを強く出来るのですか?と聞かれることが増えました。
私の答えは
「サッカーを選手自身がプレーすることです。」
もっと詳しく言えば
「指導者は選手が頑張れる環境を作ることに力を注ぐことです。」
私個人の育成年代における指導の信念は2つです。
①サッカーは選手自身がプレーするもの
②サッカーを通じて将来、社会で通用する人間にすること
その中で、今回は①についてお話したいと思います。
なぜサッカーは選手自身がプレーするものと考えるのか。
試合から逆算していくと、ピッチの中には選手(味方・相手)しか存在しません。
それゆえ、
自分たちで状況把握・判断・決断・実行、問題発見・解決をしなければいけません。
そして、サッカーは野球のように攻撃と守備がはっきりと分かれていないので、
ベンチから1回1回、指示をしている時間はありません。
試合で活躍したい、もっと上手になりたいという選手の希望を叶えるためには、
選手たちが自分自身でやるべきことを探して、
動ける力を身につけることが必須なのです。
つまり、
指導においても大人が何を教えるかということ以上に、
選手がサッカーに対してどう取り組んでいくのかという自主性を引き出すことの方がサッカーが上手くなるための大きな要素なのだと考えます。
どれだけ選手に自主性を持たせるか、選手が頑張れる環境を作れるか。
個人的には選手が頑張れる環境作りに70%のエネルギーを使い、
残りの30%にサッカーを教えるエネルギーを使っています。
サッカーは選手がプレーするという基本的なことを踏まえた上で、
指導者は選手に気づかせ、サッカーの原理原則・相手との駆け引きを学ばせていく。
日々のチーム作り、コーチング、トレーニングを構成していく。
そうすれば、選手たちは自主的に行動を起こし、自然に上達すると考えます。
「サッカーは選手自身がプレーするもの」
当たり前のことですが、私は育成年代の指導において最も大切な概念だと考えます。
それではまた
コメント